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[mokuji]
13話のあらすじとネタバレ
「赤銅」
亡者達が寿命を求めるのは生きるため、現世に留まりたいが故だ。
赤銅のような強い亡者ならそれは容易く果たせるため、退屈しのぎを求めるのだ。
ロク曰く赤銅は篝手の獄卒人の子供が10歳になるときに現れ、始末する。
そして残された子供にお前の子供が10歳になったら会いに来ると言い残して去る。
それは何代にも渡って続いているとの事。
ヒグマはロクにアヤハを連れて離れろと、援軍を呼んでくれと命令する。
そして自分は目の前に赤銅を逃がさないために残る事にした。
赤銅はわざわざヒグマに会いに来たので逃げたりはしなかった。
ヒグマは自分を心配するアヤハにいつも通りの仕事をするだけだと言うと、ロクとアヤハはこの場から去る。
赤銅は地獄から逃れて400年、どれだけ時代が変わっても獄卒人だけは変わらんなと言う。
武器(ザイジュ)を持ち、亡者相手に目を吊り上げ、痛みも恐怖も感じさせずに挑む獄卒人の姿に愛おしさすら感じていた。
ヒグマは自分にはまだ子供がいないのにどうして狙うんだと一応聞く。
赤銅は自分と同じ同胞が何か謀をしているので、ヒグマが狙いなら先に始末したほうがマシだと思っていたので会いに来たとの事。
ヒグマはその同胞が“くゆり烟月”かと聞くが赤銅はどうだっていいと一蹴する。
そして篝手の獄卒人は俺の獲物だと言い放った。
一方、家へと戻ったロクはアヤハに応援を呼んでくるからウサに今起きている事を伝えてと言う。
了承したアヤハだったがヒグマは大丈夫なのかと聞く。
ロクは大丈夫と言おうとしたが大丈夫じゃないかもしれないと泣きながら言う。
理由は今のヒグマよりも強かったアズマやハルマが赤銅に始末されたからだ。
ヒグマが死んだらどうしようと泣きながらロクはこの場から去るのだった。
(…ヒグマ)
とアヤハはここまでのヒグマの言葉を回想し、彼の安否を案じていた。
そしてヒグマは鉄輪曠野を赤銅に飛ばすが赤銅は赤銅を体液にして防ぐ。
この様子からヒグマは自分の実力や状況を見て、赤銅は手加減している事に気づく。
今は何時でも殺せるから遊んでいる赤銅だからこそそこに付け入る隙があるとヒグマは刺し違えてでも始末しようとしていた。
その時、左腕から痛みが起こったのでヒグマは木の上から落ちてしまう。
左腕を見ると左腕についている体液が針状になって体内に侵入していた。
「この方が面白いだろう?その赤銅の針が心の臓へ届く前に俺の腕を落とせばお前の勝ちだ!」
と言った赤銅は笑いながら体液を飛ばすがヒグマは避ける。
痛みに苦しむことなく動くその姿に赤銅は感心し、父親のアズマもいい出来だったなと思っていた。
鉄輪曠野を無数に飛ばすヒグマは赤銅は獄卒人が苦しみながら戦うのが好きな性質で戦うのをやめれば落胆して始末すると感じていた。
そのせいでハルマは始末されたと思った同時に赤銅が飛ばした液体によって右足が千切られる。
これには流石のヒグマも悲鳴を上げ、赤銅は次は左足を千切ろうとしていた。
この絶望的な状況にヒグマは諦めようとしたがこれまで倒してきた亡者達の事を思い出して立ち上がった。
そして6年前に遡る事になった。
13話の感想
いや~、赤銅強いですね、遊んでいるだけとはいえ普通にヒグマを圧倒しているんですからね。
赤銅はまだ子供が生まれていないのにヒグマを始末しに来たのは他の亡者達がヒグマを始末しようとする前に始末しようとしています。
なので仮にこの戦いの中で他の亡者が邪魔してきたらヒグマは嫌かもしれませんが始末されないように守ってくれるかもしれません。
そして「この獄卒人は俺の獲物だ、手を出すならお前から始末するぞ」みたいな感じの台詞を言うかもしれません。
それはそうと次回は過去編に入るのでそこで赤銅が篝手の獄卒人をずっと始末してきた理由が分かるかもしれません。
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